表面に光沢があり、質感は滑らかでツルツルしている。このままでは塗膜が付きにくい
サンドブラスト表⾯処理
金属部品の前処理に欠かせないサンドブラスト
サンドブラスト処理は工業製品の前処理[塗装・ナイロンコーティング・メッキ塗装・アルマイトの前処理、ゴムの接着面処理]、脱脂、汚れの除去、美装[キズ隠し]、電極の加工など、その用途は広く、金属部品の前処理に欠かせない工程になっています。
東海サンブラーでは半自動ブラスト機、大型ブラスト機を導入しており、ロット数の多い自動車大手メーカーの部品から、航空機部品、トンネル内に設置の大型送風部品などの前処理を行っています。
金属部品の前処理
工業製品の前処理[塗装・ナイロンコーティング・メッキ塗装・アルマイトの前処理、ゴムの接着面処理]
サンドブラストをかける事で、金属表面積の増大させます。
ブラスト処理前
ブラスト処理後
表面の光沢がなくなり、粗さが増し、ザラザラしている。表面積が増えたため、塗膜が付きやすくなった。
設備紹介
機械名 | 仕様 | 能力 |
---|---|---|
ショットブラスト機 | エプロン式(ガラ) | 投入量200kg/回 開口部寸法 W830 |
テーブル式 | テーブル耐荷重1t 有効性φW1200 | |
ハンガー式 | ハンガー耐荷重20kg/有効寸法φW300 x H450 | |
サンドブラスト機 | 直圧手動 | テーブル耐荷重2t、キャビネット寸法、W2500 x L3000 |
テーブル耐荷重1t、キャビネット寸法、W2200 x L2000 | ||
テーブル耐荷重1t、キャビネット寸法、W1500 x L1500 | ||
テーブル耐荷重0.5t、キャビネット寸法、W1200 x L1400 | ||
テーブル耐荷重50kg、キャビネット寸法、W1200 x L1200 | ||
テーブル耐荷重50kg、キャビネット寸法、W1000 x L1000 | ||
重力式半自動 | ガラ使用、投入量15kg/回、キャビネット寸法、W1000 x L700 | |
エプロン式(ガラ) | 投入量50kg/回、開口部寸法 W680 | |
6テーブル式自動 | 有効寸法、φW200 x L200 |
6テーブル式自動ブラスト機
φ200 x 200
自動車部品の前処理
直圧手動テーブル式ブラスト機
1500 x 1500
直圧手動 テーブル式ブラスト機
2500 x 3000, 2200 x 2000
直圧手動 テーブル式ブラスト機
2200 x 2000内部
大型部品の前処理
直圧手動 テーブル式ブラスト機
1200 x 1400, 1200 x 1200, 1000 x 1000(2台)
ショットブラスト エプロン式
開口部寸法 W830
ショットブラスト テーブル式
φ W1200
各種美装処理
美装とは金属表面のキズを目立たなくし、外観を良くする加工法です。
■バリ取り
バリとは金属の切削時に出来るでっぱりでこれを研磨し平滑にします。
■研磨剤
基材の材質、用途に合わせて研磨材を使い分けています。#の数値が大きいほど、研磨材が細かく、表面の仕上がりが滑らかになります。
研磨材はアルミナ、カーボランダム、ガラスビーズ、スチールグリッド、スチールビーズ各種取り扱っています。詳細についてはお問い合わせください。
金属表面の拡大画像[200倍]
※サンプル板の材質はSUSを使用しています。
未施工
アルミナ#36
金属表面の粗しに使われます
アルミナ#80
金属表面の粗しに使われます
ガラスビーズ#150
金属の美装処理に向いています
■塗装はがし
老朽化により、部分的に塗装が剥がれ落ちて使えなくなった部品を、一度全ての塗装を剥がして新品のような綺麗な状態に戻します。
空焼きをして、塗装を大まかに剥がした後に、サンドブラストで塗装を全て取り除きます。
施工前
塗膜が剥がれてきたため、続けて使うには再塗装が必要
施工後
全ての塗膜を剥がし
塗装の前処理が完了
■洗浄
金属部品に付いた切削油などの汚れを溶剤を使い洗浄します。
バレル洗浄
ディップ洗浄
ベーパー洗浄